左へのミスを恐れず叩けば低スピンでも高弾道で安定して飛ばせるドライバーです。
2017モデルとの違いとオススメプレーヤーも解説します。
試打クラブ スペック
ロフト:10.5° シャフト:日本仕様純正 TM1-216 SRフレックス
重量:297g 長さ:45.75inch (カタログ値)
●構えてみると
大きさはありますがツートンのおかげで大きすぎには見えず、野暮ったさもありません。
白一色よりはかなりシャープに見えます。
そしてツートン効果の最大のメリットである、ヘッドの向きが非常にわかりやすく、ビシッと構えやすいヘッドです。
構えた時にもじもじしてしまう人、あるいは今使っているクラブがヘッドの向きが取りにくく、意図しない方向にボールが飛び出してしまう人に効果があるでしょう。
オープンフェースなのでしっかり叩いてもフックし過ぎないことがわかり、左へのミスが多い人には安心のアングルです。
逆にスライサーでフックフェースに慣れている人にとっては違和感のある形になりますから、現在お使いのドライバーを確認してみましょう。
●打ってみると
まず驚いたのが低スピンと高弾道の両立です。
かなりの低スピンの棒球で打ち出されるのですが、しっかり高弾道なのがちょっと驚きです。
ヘッドスピード(以下HS)40m/sだと低スピンドライバーはボールが上がりきらず、飛距離をロスすることが多いのですが、10.5°のおかげもあってしっかり高さが出るので、キャリーとランの両方で飛距離を稼げそうです。
飛ぶと評判のドライバーを試したけど弾道が低い、という方にはオススメしたいクラブです。
ただやはりしっかりと捕まえにいかないとボールは上がらず、右方向への弱々しい弾道になってしまいます。
方向性もフッカーの私が打ってほぼストレートなので、スライサーの方は注意が必要でしょう。
カチャカチャの調整機能が付いているのでフェースアングルを調整すれば良いのですが、このクラブはフック方向へ変えるとロフトが増えるので、普段弾道が高めの人は9.5°を選ぶなどの配慮が必要になるでしょう。
●ミスへの寛容性は
ソールのフェース寄りにあるスピードポケットのおかげでフェース下部のミスには強く、多少のズレでもボールがしっかり上がってくれます。
一方左右のミスにも強いのですが、頑固なスライサーを治してくれるほどの寛容性はありません。
右方向へのミスが多い人は、同じM2ならこの後の2017モデルの方が捕まりがアップするので、そちらを検討した方が良いでしょう。
●打感と音
打感は弾き感は少なく若干ですが柔らかさを感じる、低スピンドライバーにしては大人な打感です。
また芯を外すと打感が変わって弾き感が出るので、ミスがわかりやすいという点も好印象です。
音はコンっという低めで耳障りなものではありません。
カキンっといったいかにも飛ばしてる!というものではなく、こちらもおとなしめになっています。
●シャフト
純正SRシャフトとしては平均かやや柔らかめなシャフトです。
若干先が動くシャフトですが大きな癖はなく、HS40m/sなら安定して打てるでしょう。
弾道が普段低い人はRでも良いかもしれませんが、しっかり振りたいクラブであることを考えると、SRやSでロフトを10.5にする方が方向性と高さ=飛距離を得られるように思います。
また重量が軽めでしっかり振り抜きやすいシャフトになっていますから、その点でも飛距離アップが期待できそうです。
●総評
しっかり振ってボールを捕まえられればHS40m/sでもボールが上がり、低スピンのぶっ飛びが実現できるクラブです。
その性能を十分に発揮できるのはやはりしっかり振れる、叩けるプレーヤーの方で、左のミスを気にせず打っていけます。
もちろんシャフトは違いますが、2017モデルよりプロの使用者が多いのもわかる気がしますね。
叩いて飛距離アップした人は2017モデルよりこっちです!
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