半端な距離を楽に打ち分け〜ウェッジ4本セッティングのロフト選びとメリット

ロリー・マキロイ、ジェイソン・デイ、ジョーダン・スピース、ジャスティン・トーマス、皆ウェッジを4本入れている米ツアーのトッププロたちです。

雑誌などでも特集されプロの間で広まっているウェッジ4本セッティング。

PWとSWの間が開いたので埋めるため?いやいやメリットはそれだけではありません。

そのメリットとロフトの選び方から、おススメモデルや14本の構成まで解説します。

※以下のロフトに対する飛距離の目安はヘッドスピード40〜42m/sを基準にしています。

 

・4本セッティングが生まれた理由と従来の3本セッティングの問題点

従来はプロの組み合わせを真似た、PWの次に52度と58度のウェッジを入れた3本がアマチュアの間でも一般的です。

しかしアイアンのストロングロフト化という時代の変化によって問題が起きてきます。

 

以前はアイアンセットのPWが46〜48度でしたが、アイアンの飛距離競争の結果44度など立ち気味になり、PWから次のAW(アプローチウェッジ)の52度まで下手をすると8度も開いてしまう現象が起きてきました。

これでは丸々1番手抜けた状態になってしまい距離の階段ができません。

例えばPWでフルスイングの飛距離が110yだと、次の52度が飛距離90yと、20yも間が空いてしまいます。

 

そこでPWのコントロールショットで100y打とうとしますが、これが結構難しく精度を高めるには相当な練習量が必要です。

またスイングだけでなく実際のラウンドではライや傾斜も関わるため、コントロールショットを成功させるのはかなり場数を踏まないと難しいのです。

 

ウェッジ4本とは

そこでPWの下にもう1本ウェッジを加え、アイアンセットと同様に4度ピッチ(間隔)にしてフルショットで10y刻みに打てるようにしたのが4本セッティングです。

例えばPW44度とAW52度の間に48度のギャップウェッジと呼ばれる番手を加え、こうすることで番手を変えてフルショットすれば、PWとAWの間の100yが打てるのです。

アマチュアの苦手なコントロールショットを避け、シンプルにフルショットで距離が刻めるのがこの4本セッティングの最大のメリットです。

 

・SWのロフトもポイント

従来AW52度の次のSWは58度が一般的でしたが、ここも4度刻みで56度にするのが4本ウェッジ流。

こうするとフルショットで52度が90y、56度が80yと番手と距離の基準がわかりやすくなります。

元々バンカーでの58度は難易度が高く、アマチュアには56度がミスが少なく、また出すだけでなく寄せることも狙っていけます。

 

長年58度でグリーン周りの寄せもやってきた方にとっては、慣れるまでちょっと苦労しそうですが、実戦で使ってみると56度の方がランが増えて寄ってくれるはず。

辛抱して経験値を上げればきっとスコアアップに貢献してくれます。

 

・実際の4本セッティングを考える

では実際のセッティングを考える場合は、アイアンセットのPWのロフトを基準にします。

PWのロフトに4度刻みで次の番手を組んでいくので

PW 44度→48度→52度→56度

PW 46度→50度→54度→58度

となりヘッドスピードが40〜42m/s程度だと飛距離差が10y程度になります。

 

ちなみにヘッドスピードが45m/s以上あるともう少し飛んで、飛距離差が10y以上開くので抑えめのスイングを意識すると良いでしょう。

プロにはロフト調整で5度ピッチなどにして飛距離差を調整している選手もいるようです。

 

・本数オーバー!何を抜くか?

ウェッジを4本にすると当然本数が15本になってしまいます。

そこでどのクラブを抜くか?ですが、精度の悪い3Wを抜くのはいかがでしょうか?

地面から打つには難易度が高いクラブですし、ティーショット用でも出番が1ラウンドで1回あるかないかであれば、その役割を5Wに譲って抜いてしまいしょう。

48度などのギャップウェッジの方がきっと出番が多いはずです。

 

次に外す候補は20度前後のユーティリティです。

みなさんはこれでグリーン幅の中に打てたり、しっかりボールが上がってグリーンで止められたりしていますか?

20度前後のユーティリティでボールを上げられてグリーンで止めるにはヘッドスピードが最低でも45m/sは必要です。

これを握っての2打目OBがあったり、キャリーでグリーンを捉えても奥へこぼれてしまうなら、思い切って抜いてしまい5Wを短く握って打った方が安全ではないでしょうか。

・まとめ

110yから80yまでの打ち分けが難しい距離を、感覚に頼らずオートマチックに打てるのがウェッジ4本セッティング最大のメリットです。

毎日練習しているプロが感覚に頼らないオートマチックに打てるセッティングをしているのに、たまにしかラウンドしないアマチュアが感覚で飛距離調整するセッティングとは、わざわざゴルフを難しくしているのではないでしょうか。

単なる流行りと素通りしてしまうのは勿体ないので、ぜひトライしてみて下さい。

 

・4本セッティングにおススメなウェッジ

4本セッティングに組み込むウェッジのモデルはロフト設定が細かくある、48度や50度の設定があるものを選ぶと良いでしょう。

意外に54度などは設定が無いモデルもあるので注意しましょう。

 

個人的なおススメは、タイトリストのボーケイ、PINGのGLIDE、日本のフォーティーンのDJ-33などで、ロフト設定が豊富でしかも難しすぎずミスを減らしてくれます。

 

・操作性も高いド定番

・ハイロフトはEYEソールがおススメ

・優しさではNO.1

この他にもクリーブランドのRTXや、キャロウェイのMackdaddyもロフト設定が豊富です。

こういったモデルなら実際使ってみてロフトを変更したり、アイアンセットを買い変えPWのロフトが変わり、PW以下3本のロフト組み合わせを変えることになっても、慣れたウェッジのまま継続できるメリットがあります。

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