GLOIRE(グローレ)F 2014 レスキュー (ユーティリティ)(テーラーメイド)を試打

今回はテーラーメイド グローレF 2014 レスキュー(ユーティリティ)を試打しました。

シニア向けブランドのグローレですが、中でも力があって叩ける人向けのFシリーズで、女子プロの使用者もいますね。

果たしてどんなクラブでしょうか。

 

試打クラブスペック

3U(18°) シャフト:純正GL3300 Sフレックス

長さ:40.25インチ(カタログ値)  重量:330g前後(推定値)

 

●構えてみると

テーラーメイドお得意の白ヘッドですが少し光沢?パールが入っていて高級感があります。

さすがグローレですが、上品で嫌味な感じは全くしないです。

形状は少しトゥ側に膨らみのあるスタンダードな形状で、非常に構えやすいです。

 

またフェースが黒で際立っていて方向性がとっても取りやすいです。

芯を表すアライメントマークがちょっとネック寄りということは、捕まり過ぎ防止なんでしょうか?

 

●弾道と方向性

18°ということでボールが上がるか心配していましたが、問題なく中〜高弾道です。

もう少し上がって欲しい気もしますが、私のヘッドスピード40m/sとロフトを考えれば十分上がっていると思います。

そして何より驚いたのがその直進性の高さで、とにかく真っ直ぐ飛び方向はブレません。

しかも多少ミスしても打った方向にドーンと強い球で飛んでいきます。

またスピードポケットのおかげか下目のミスにも滅法強いようで、多少縦方向の距離はズレますが、しっかりボールは上がってくれます。

とにかく方向は安定感バツグンで、実際のラウンドでは非常にケガの少ないクラブではないでしょうか。

 

ただ気になったのが18°でこれだけストレートだと、もっと下の番手は捕まり過ぎにならないか?という点です。

ヘッド形状やソールにあるウェイトの位置、そしてテーラーメイドのレスキュー=ユーティリティの伝統を考えると、捕まり傾向の強さを感じます。

スライサーの人は問題ないでしょうが、フッカー、チーピン持ちの方はちょっと注意が必要に思います。

 

●打感と音

打感は重い鉄の塊で打っているようなテーラーメイドお得意の打感です。

決して嫌な感じではなく慣れると非常に心地いいもので、しかもこのグローレFは柔らかさと適度な弾き感もあり、いかにも打っている!と楽しくなる打感です。

 

音は金属的ではないバシッという低めのシックな音。

この打感や音は日本向けモデルで、コストもしっかりかけてあるグローレシリーズらしい、好感の持てるものでした。

 

●シャフト

前述の捕まり過ぎと共に心配になったのが、シャフトの軽さです。

グローレのターゲット層の方を考えると適正でしょうが、多少力のある人だとこの軽さでは、下の24°などは捕まり過ぎになるのでは?

叩けることを謳うFシリーズですからもう少し重量感のあるシャフトでも良い気がします。

非常にボールを上げやすいヘッドなので、力のある人はカーボンのGL3300ではなく、スチールのN.S.PRO 930GHを選んだ方が良いかもしれません。

 

●総評

シニア向けと思って試さないのはもったいないくらい高性能、特にミスヒットへの強さとボールの上がりやすさを持っており、実戦でスコアに貢献してくれるクラブと言えます。

またホワイト部分やソールの仕上げなどに、コストを感じるしっかりした仕上がりで、所有の満足感も高そうです。

シャフトを適したものを選べば、相当な武器になってくれるでしょう。

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テーラーメイド GLOIRE(グローレ)F レスキュー GL3300
テーラーメイド GLOIRE(グローレ)F レスキュー N.S.PRO 930GH
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