![](https://taketoshi911.com/wp-content/uploads/2019/01/816H1-sum-680x680.jpg)
816H1は前作915Hよりさらに優しさがアップし、高さも出るのでグリーンに止めやすく進化しています。
また純正シャフトが秀逸で、重さがあるのに振りやすく、方向性の安定にも非常に貢献しています。
試打クラブ スペック
ロフト:23° シャフト:日本仕様純正 タイトリスト MCI 70 Sフレックス
重量:370g 長さ:39.5inch(カタログ値)
●構えてみると
構えると前作の915Hよりはやや小ぶりに見えます。
形は前作と同様の丸型ですが前後が少し短くなっていて、この方が目標に向けやすいという方は多いのではないでしょうか。
色は黒からグレーに変更され柔らかい印象に変化しており、タイトリストらしい背筋の伸びるシャープさは薄れています。
これは好みが別れたのか次作の818Hでは元の黒に戻っています。
フェースアングルはほぼストレートでユーティリティ特有のフックフェースが苦手な方にとっては構えやすい形状です。
ただ若干捕まりが良く弾道がドロー気味なので構えた向きと出球が違うとも言え、フッカーの方は少し注意が必要です。
![](https://taketoshi911.com/wp-content/uploads/2019/01/DSC_0007.jpg)
●弾道と方向性
弾道は高めで、タイトリストのクラブだと身構えて打つと、ちょっと意外なイージーさです。
私のヘッドスピードでこの高さなので、もっと早めの方だと上がりすぎになるかもしれません。
前作915Hだと24°は上がっても21°だとどうかな?という心配がありましたが、今作はその心配もなさそうで、高さでグリーンを狙っていけそうです。
低スピンぶりは変わらずなので、高さが出てグリーンで止められるかどうかは重要でしょう。
また915Hよりさらに直進性が高くなっており、ちょっとやそっとのミスショットでは曲がりません。
非常にイージーにゴルフができるようになっており、H2との棲み分けがよりはっきりされています。
方向性は捕まりが一段と良くなっていますが、それはタイトリストのこれまでのモデルにしては、という範囲なのでフッカーの方でも安心して振っていけます。
もし捕まりを抑えたい場合は調整機能で少し開き気味にセットすれば良いでしょう。
ユーティリティというクラブは打ってみないと捕まり具合が本当にわからないので、こういった弾道調整機能はありがたいです。
タイトリストの調整機能は捕まり方向へは数段階で強めることが可能で、スライサーの方が要望に応えてくれる範囲は広いと言えます。
●打感と音
![](https://taketoshi911.com/wp-content/uploads/2019/01/DSC_0006.jpg)
打感は硬めで金属的な弾き感があり、前作よりさらにその程度が増しているように思います。
ただこれは低スピンモデルでかつフェース後方にスリットのあるクラブに共通したもので、決して特殊なものではありません。
むしろその中でもタイトリストらしいこだわりか、チープであったり金属的過ぎることはないので十分許容範囲です。
昔のタイトリストと違って・・・と嘆く方もいますが、構造が全く変わっていますので比べるものではないでしょう。
また音に関しても金属的で弾いている感の強いものですが、決して耳障りなものではありません。
逆に低スピンで直進性の高い弾道にマッチした音で、耳から入る情報とボールの飛び方が一致しています。
私も前作での音や打感の変化に違和感が初めはありましたが、慣れてくるとむしろこの方がボールの飛び方と合っていて自然に感じます。
●シャフト
シャフトはフジクラのMCIの70、タイトリストオリジナル仕様で、カスタムシャフトのMCIの振りやすさはそのままに、トルクは多めでボールが上がりやすくなっています。
従来のタイトリストの純正シャフトに比べるとハードさが薄まっていますので、ヘッドスピード40m/sでもSフレックスにトライしてみても良いでしょう。
一方で普段ボールが低めの方やしっかりしなりを感じたい方は、Rフレックスがオススメです。
特に915H以前の純正シャフトがちょっとハードに感じた方にぜひ試して頂きたいシャフトで、重量も適度にあるので弾道の安定にも貢献度大です。
カスタムシャフトの方のMCIが刺さった915Hを以前に打った時に非常に好印象だったのですが、その良さが見事に取り入れられています。
●総評
前作よりさらにボールが上がりやすく、低スピンで飛距離を稼ぎながらもグリーンでボールを止められるよう進化しています。
また直進性もアップしており、楽しくプレイしたい中上級者の方から、体力のある初心者の方まで、幅広いユーザーの方がトライできるタイトリストになっています。
特に純正のMCIシャフトが秀逸で、重さのあるわりに大変振りやすく、平均的なヘッドスピードの方でも十分にボールを捕まえ高さを出すことができます。
ミスをしても距離をしっかり確保し、グリーンを積極的に狙うクラブをお探しの方に、大変お勧めできるユーティリティです。
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