タイトリストの913Hユーティリティはシャープで構えやすい見た目と、それに反した程よい優しさで実践で頼りになるクラブです。
910Hを所有してますので比較してみました。
ロフト:24度 日本純正シャフトTitleist ROMBAX 75H(Sフレックス)
長さ:39.5インチ 重量;362グラム (メーカーカタログ値)
●構えてみると
ヘッドはちょっとだけ小ぶりになってシャープな印象です。
910Hの少しぼってりした形とはだいぶ変わっていて、小ぶりなヘッドが好きな私としては913Hの方が非常に構えやすいです。
アイアンもそうですが、このスッと構えられる見事なシェイプがタイトリストの素晴らしさの一つだと思います。
●打ってみると
910Hと比べると若干ボールの捕まりが良いためボールが上がりやすく、その点では明らかに優しくなってます。
とは言えアベレージモデルのような、オートマチックに捕まえてくれるほどではないので、フッカーの方でも安心して打つことができるでしょう。
同様にスライスを防いでくれるような捕まりの良さでもないのですが、これはしっかり操作性を残した結果と言えます。
比べると910Hの方が操作性は高いのですが、この913Hも中〜上級層のプレーヤーの方には十分なコントロール性能を持っています。
むしろ一部の上級者の方を除いて、実戦ではこれくらいの操作性の方が、思わぬミスを防げて良いように思います。
●寛容性
これは大事だと思いますが距離がバラけません。
このロフトだとしっかり距離を刻みたいところですが、それに応えてくれます。
このボールが上がりやすく、距離が一定になるという優しさが、913Hの最大の進化だと思います。
●打感
910Hの柔らかい打感とは違いますが、913Hも決して悪くないです。
わずかに弾きを感じますがそれは910Hを比べればであって、決して金属的なものではありません。
●シャフト
このシャフトは70g台のため純正にしてはしっかり目で、重量が合えばかなりオススメです。
一般的な体力でユーティリティが苦手、という方はシャフト重量を重めにしてみてはどうでしょうか。
有名ブランドでもユーティリティのシャフトで50g代とか平気にありますから、ボールがバラける方はそれが原因かもしれません。
●総評
確かにオートマチックなクラブも楽にプレーできて良いのですが、しっかり狙いを定めて打つような場面では、ちょっと落ちどころがアバウト過ぎます。
この913Hはグリーンを狙える操作性がありつつ程よい優しさで、中〜上級者のあともう少しスコアを縮めたい、にきっと貢献してくれるでしょう。
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