安定したティーショットに最適な3W!M5フェアウェイウッド(テーラーメイド)を試打

このM5はアスリートモデルらしからぬ寛容性を持ちながら、十分な操作性も持つという、アマチュアには理想的なフェアウェイウッドになっています。

特に3Wなら狭いホールのティーショット用に最適で、怪我を避けながら安定したショットをもたらしてくれるでしょう。


試打クラブ スペック

ロフト:15°(3W)  シャフト:Tour AD VR-6 Sフレックス

重量:325g  長さ:43inch (カタログ値)


●構えた印象

構えるとキュッとヘッド後方が締まっていて、少しオープン目のフェースアングルと相まって、非常に方向を取りやすい形状です。

ヘッドサイズは大きすぎず小さすぎずのミドルサイズで、アベレージ層をターゲットとした大きなヘッドに動かしにくさを感じてしまう方に、ちょうど良い大きさです。

このフェースアングルとヘッドサイズから、M6フェアウェイウッドとはターゲットとするプレイヤーが違い、セミアスリート〜アスリート向けのクラブであることがわかります。

クラウンのフェース寄りのシルバー部分は前作M3からさらに薄くなり、よりフェースを意識させるデザインになりました。

ここ何代か続いているテーラーメイドのウッドのツートンですが、個人的にはホワイト時代の矢印的な形状より、今作やM6のようなフェース面の厚みを増したようなデザインの方が、方向は取りやすく感じます。

どの部分で方向を取るかによるとは思いますが、フェース面でアングルを取りたい方には歓迎すべき進化だと思います。


●試打開始

今回はシャフトがカスタムの6Sだったので、まずはティーショットから試打していきました。

打つと低スピンの強いライナーで飛び出していき、当初の予想よりは高さが出ています。

高弾道とまではいきませんが飛距離は十分に出ており、練習場ボールでちょうど200Yのネット際に着弾です。

ただしボールの出だしの勢いを見るともう少し飛距離が出ても良さそうですが、もっとヘッドスピードがないと最後までボールが伸びてくれません。

試しに地面から打つとやはりボールが上がりきらず、ヘッドスピード40m/sではちょっと厳しい結果に。

シャフトの影響もありますし、ヘッドもイージーにボールを上げてくれるタイプではないようで、3Wならティーショット、地面から打つなら5Wと使い分けるのが現実的でしょう。

方向性はフェースアングルの通り捕まりは抑えめで、フッカーの私には安心して振りにいけますが、逆にスライサーの方にとっては右にすっぽ抜けてしまう危険性を持っています。

今回は調整機能を試していませんが、この左へいかない頑固さは、相当調整してもスライスを矯正してくれる程ではないでしょう。

残念ですがスライサーの方は素直に他のクラブをあたった方が良いかもしれません。


●ミスへの寛容性は

今回最も驚いたのは、セミアスリート〜をターゲットにしているFWにしては、非常に曲がりが少ないこと。

もちろん操作性はあるのですが、左右のミスに非常に強く仕上げられています。

プロも使用ということで扱いの難しさを勝手に想像していましたが、むしろ操作性は最小限でミスなく攻める、という最近のUSプロの嗜好が反映されているように感じます。

恐らくツイストフェースの恩恵だとは思いますが、この左右のブレへの強さはアマチュアにとっても大きなメリットになるでしょう。


●打感と音

打感は意外にも弾きがほとんど感じられないマイルドなもので、ここ最近のテーラーメイドのFWにあった硬さが感じられません。

決してこれまでが低スピンモデルにありがちな、金属的な打感だという訳ではありませんが、ちょっと気になっていた硬さがなくなりとても好印象です。

打音も乾いたような小さな中音で、全くスイングを邪魔しない優等生な音です。


●シャフト

今回のシャフトは標準カスタムで用意されているTour AD VR-6 Sフレックス。

同じシャフトが刺さったM6を以前に打ちましたが、そちらはヘッドの優しさのおかげでもう少し飛んでくれました。

残念ですがHS40m/sでこのM5では、シャフトの飛距離性能を十分に引き出すのは難しく、標準シャフトのKUROKAGE TM5を選んだ方が飛んでくれそうです。

一方で振り過ぎなければ素直に追従してくれるシャフトなので、ティーショットで狙いを定めて打ちたい、という場合には良い組み合わせかも知れません。


●総評

ヘッド性能は決してシビア過ぎず、ティーショットなら3Wでも十分にボールが上がってくれます。

操作性と寛容性が高い次元でバランスが取れているため、HS40m/sなら飛ばすよりもむしろ狙う3Wとして使いたいクラブです。

飛ばすだけなら標準シャフトを選んでも良いですが、ちょっと方向はばらつくように思います。

スイングが安定している方の狭いホールのティーショット用に、あるいはFWの方向性を安定させたい中級者の方がスキルアップをするのに、非常にマッチしたクラブと言えます。

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M5 フェアウェイウッド 3W KUROKAGE TM5
M5 フェアウェイウッド 5W KUROKAGE TM5

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