驚異の高弾道アスリートフェアウェイウッド EPIC FLASH SUB ZERO FW(キャロウェイ)を試打

EPIC FLASH SUB ZEROはアスリート向けモデルですが、打ってみるとその高弾道に驚かされます。

また操作性が十分にある上に縦の距離が揃う点には高い実戦力も感じ、今どきの低スピンウッドの進化を象徴するようなフェアウェイウッドです。


試打クラブ スペック

ロフト:18°(5W)  

シャフト:TRIPHAS Basileus Leggero2 FW フレックスX

重量:340〜345g(推定値) 長さ:42.5inch (カタログ値)


●構えた印象

構えるとヘッドはアベレージモデルよりは小さめですが、かと言っていかにもアスリートというほど小さ過ぎません。

大きめヘッドだと野暮ったくて好みではない、でも難しすぎるのもちょっと、という方にちょうど良いミドルサイズです。

後方に無理にストレッチされていない形状なので、大きさと併せてシャープに振れそうです。

またフェースアングルはほぼストレートで、形状にクセもないのでストレスなく構えられます。

ただちょっと気になったのが、クラウンにフェースに沿って引かれたラインです。

テーラーメイドのツートンを意識したのか、フェースの向きをわかりやすくするために引かれたのでしょう。

ただテーラーの場合はフェース寄りの白やシルバーの部分が、厚みのある一つの大きなフェースプレートに見えるので、この向きに意識が集中できます。

しかしEPIC FLASH SUB ZERO(以下EPIC)の場合、フェースとラインが別々に見えるため意識が散ってしまい、正直無いほうがいいのでは?と思ってしまいました。

ただこれは完全に個人の感じ方の問題ですし、慣れればガイドとして大いに役立ってくれるのかもしれません。


●試打開始

今回シャフトがBasileus Leggero2 FW75のXフレックスで、ヘッドスピード40m/sにはかなりハードなシャフトです。

ヘッドも明らかに低スピンモデルに見えたので、シビアなボールの高さを予想していましたが、打ってみるとその高弾道振りに驚きました。

5Wであることを差し引いても予想以上のボールの上がりから、ヘッドが十分にボールを上げてくれる性能を持っていることがわかります。

ただ飛距離は練習場ボールでキャリーが190Y前後で、最初の飛び出しを見ているともっと飛びそうですが、最後のひと伸びが足りません。

おそらくシャフトをしならせ切れないためボール速度が足りず、失速しているのでしょう。

方向性はドローが持ち玉の私でわずかに左〜ストレートですが、ちょっと気を抜くと右に逃げていくボールが出ます。

ヘッド的にも捕まりは抑えめなのでしょうが、これもシャフトの影響でしょう。

左右の操作性自体は高いのですが、反面でシビアにスイングに反応するため、ある程度のスイング安定性は必要と言えそうです。


●ミスへの寛容性は

セミアスリート〜アスリート向けポジションのSUB ZEROなので、寛容性はあまり期待していませんでしたが、前述の通りボールを上げる点においては非常に優しく、多少打点が上下にずれてもしっかり上がってくれます。

他社のウッドもそうですが、最近のウッドは低スピンでもしっかりボールが上がるようになっていて、以前の低スピン=ヘッドスピードが必要という時代は過去のもののようです。

またこのボールの上がり方が大変安定しており、距離のバラツキが少ないのが地味ですが好印象でした。

実際のラウンドでは飛距離性能よりも、この安定性の方がスコアに貢献してくれるはずです。


●打感と音

ちょっと意外だったのが打感で、弾き感は抑えめでフェースにボールが乗る感触があり、ボールを操作しやすい打感です。

低スピンのウッドは弾きが強く球離れが速いため、飛距離が出る反面操作をしにくく感じますが、このEPICは絶妙のバランスで飛距離を出しつつボールコントロールのしやすさも備えています。

音は中音で控えめなスイングに集中しやすいもので、こちらも低スピンクラブの硬い音をイメージしていると、良い意味で裏切られる渋い音になっています。


●シャフト

シャフトはカスタムのBasileus Leggero2 FW75のXフレックスが刺さっており、中調子の素直な感触ですが、いかんせんヘッドスピード40m/sでは十分にしならせるまではいきません。

全体の動きが少なく素直な挙動になるので、スイングが安定していれば弾道もそのまま安定はします。

ただ正直もう少し飛距離を伸ばしたいところで、暴れない範囲でしなりが出るシャフトの方がヘッド性能も活かせそうです。


●総評

アスリート向きのモデルポジションでも非常に高弾道、しかもコントロール性能も十分という、今どきの低スピンFWを象徴するようなクラブです。

ただ残念ながら今回のシャフト、Basileus Leggero2はHS40m/sだと十分にしならせることができず、ヘッドの飛距離性能を活かしきれませんでした。

HS40m/sの方なら、体力のある方で純正カスタムで用意されているFW用のSpeeder EVOLUTION Ⅴ FW 60、弾道低めやスライサーの方なら純正のTOUR AD SZ-5の方が、飛距離アップを期待できそうです。

個人的には縦の距離が揃う点が非常に魅力に感じたので、Speeder EVOLUTION Ⅴ FW 60で飛距離が安定しつつ伸びもあるようなら、実戦で大きな武器になるかもと期待が膨らみました。

ヘッドスピードにマッチするシャフトが挿してあるものを見かけたら、ぜひ再度打ってみたいと思わせるFWです。

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EPIC FLASH SUB ZERO フェアウェイウッド TourAD SZ
EPIC FLASH SUB ZERO フェアウェイウッド Speeder Evolution V FW

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